子どものむし歯予防|フッ素とシーラント

カテゴリ:予防歯科 | 公開日:2026-07-28 | 最終更新日:2026-09-01 | 点検日:2026-10-01 | 監修:吉元 剛彦(医療法人 吉元睦男歯科医院 院長・歯科医師)

子どものむし歯予防|フッ素とシーラント

子どものむし歯は、予防でかなり防げます。歯科で行うフッ素塗布とシーラントは、その代表的な方法です。それぞれの仕組みと、いつ・どの歯に有効なのかをご説明します。家庭でのフッ素の使い方もあわせてご紹介します。

この記事の要点

  • フッ素は歯を強くし、初期のむし歯の再石灰化を助けます
  • シーラントは奥歯の溝を樹脂で埋めて、汚れをためにくくします
  • むし歯になりやすいのは奥歯の溝・歯と歯の間・生えかけの歯
  • 家庭でも年齢に応じた量のフッ素入り歯みがき剤を使います
  • 予防は定期的な受診と組み合わせると効果的です

子どもがむし歯になりやすい場所

これらの場所に対して、フッ素とシーラントがそれぞれ違う形で役立ちます。

フッ素の役割

フッ素には、次のような働きがあります。

働き内容
歯を強くする歯の表面(エナメル質)を酸に溶けにくくします
再石灰化を助けるごく初期のむし歯(白く濁った段階)の修復を後押しします
細菌の働きを抑えるむし歯菌が酸をつくる働きを抑えます

歯科では、家庭用より高い濃度のフッ素を歯に塗布します。定期的に繰り返すことで効果が期待できます。生えたばかりの歯は特にフッ素を取り込みやすいため、この時期の塗布が有効です。

シーラントの役割

シーラントは、奥歯の噛む面の溝を、樹脂であらかじめ埋めておく予防処置です。

※ シーラントは取れてしまうことがあります。取れた部分から汚れが入るため、定期的に確認し、必要に応じて付け直します。また、シーラントをしても歯みがきは必要です。

家庭でのフッ素の使い方

家庭でも、年齢に応じた量のフッ素入り歯みがき剤を使います。関連学会が示している目安は次のとおりです。

年齢使用量の目安
歯が生えてから2歳米粒程度(1〜2mm程度)
3〜5歳グリーンピース程度(5mm程度)
6歳以上歯ブラシの毛先全体(1.5〜2cm程度)

使用後は少量の水で1回程度すすぐか、年齢によってはすすがずに吐き出すだけにします。すすぎすぎるとフッ素が流れてしまいます。

※ 濃度や使用量の考え方は変更されることがあります。歯みがき剤の表示と、診察時のご案内をご確認ください。

予防は組み合わせが大切

フッ素もシーラントも、単独で「これさえすればむし歯にならない」というものではありません。次の組み合わせが大切です。

定期検診の頻度については 定期検診はどのくらいの頻度で行くべきか をご覧ください。当院は鹿児島市吉野町にあり、鹿児島駅から車で約15分です。

※ 記載の期間・回数・費用は目安です。お口の状態や全身の状態により異なり、実際の治療方針は診察のうえ判断いたします。

よくあるご質問

フッ素にはどんな効果がありますか?
歯の表面を酸に溶けにくくして歯を強くする、ごく初期のむし歯の再石灰化を助ける、むし歯菌が酸をつくる働きを抑える、という3つの働きがあります。生えたばかりの歯は特にフッ素を取り込みやすいため、この時期の塗布が有効です。
シーラントとは何ですか?
奥歯の噛む面の溝を樹脂であらかじめ埋めておく予防処置です。汚れが溝に入り込むのを防ぎ、掃除しやすくします。特に生えたばかりの6歳臼歯などに有効です。取れることがあるため定期的に確認し、必要に応じて付け直します。
フッ素入り歯みがき剤はどのくらい使えばよいですか?
歯が生えてから2歳までは米粒程度、3〜5歳はグリーンピース程度、6歳以上は歯ブラシの毛先全体が目安です。使用後は少量の水で1回程度すすぐか、年齢によってはすすがずに吐き出すだけにします。

出典

※ 本記事の掲載内容は一般的な情報です。症状や適応には個人差があり、実際の治療方針は診察のうえ判断いたします。費用は2026-09-01時点の税込金額です。

※ 点検日(2026-10-01)は、記事の内容(制度・費用・リンクなど)に変更がないかを確認した最新の日付です。内容に実質的な変更があった場合は最終更新日を更新します。

医療法人 吉元睦男歯科医院について

お子さんのむし歯予防について、フッ素塗布やシーラントをご検討の方はご相談ください。

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